SonyCSLで開発に携わっていたリハビリロボットでJAMES DYSON AWARD を受賞しました。
そして本当に偶然、その表彰式中にDyson広報の人が「今年日本からエンジニアを採用しようと考えています。」という話をしていたので、もう速攻、その場でアプローチ。ダイソンアワード受賞に加えて、これまでイベントに何回も足を運んでいたおかげで前から顔を覚えてもらっていたこともあり、履歴書とポートフォリオを見てもらえることになりました。
後日面接のために待合室で待ってたらイギリス人が2人出てきて(内1人が後の上司)その場で「あ、今日の面接英語なんだ。」となったり、英語での2回の技術的な面接を通過した後、日本支社長と人事部長の最終面接に今まで以上にメチャメチャ緊張して臨んだら、日本語で長所と短所は?というものすごくテンプレートな質問をされて逆に用意してなくてテンパるとかを経て無事に採用のオファーをもらいます。
Dysonのイベントで偶然出会ったSonyCSLの義足研究者、遠藤さん。そこで積ませて貰ったものづくりの経験によってDysonへの入社に繋がりました。本当におかげさまなのですが、遠藤さんには会う度に”おれを踏み台にしたな” と愛を込めたイジりを受けます笑
これおそらく一生言われます笑
SonyCSLでバイトしてくれてた彼、来た当初からダイソンに入りたいといって、本当にそこで働くようになりました。俺を踏み台に。。。 https://t.co/LzeVHVaOWI
— Ken Endo (@kenendo) January 8, 2019
僕が運が良かったのは、他に同じようにDysonを目指した人がいなかったことです。たくさん競争相手がいるなかで1番になるのは本当に難しいけど自分1人だけが目指しているならば、ちゃんと相手の想像を上回れば認めてもらえます。機械工学を勉強した人はたくさんいるし、プロダクトデザインだってそう。でも両方使ってさらに英語で仕事する人ってさすがに日本には多くないと思います。ひとつの分野で「これなら誰にも負けない」を追い求めると、やっぱり上には上がいて、大抵自分より凄い人に出会ってしまうので(大迫ハンパないって 状態笑)、いろんな経験を組み合わせて「これなら誰にも出来ない」を探すのはとてもオススメです。僕はこれで、人の役に立てるしレアだし得意だ!って思える組み合わせを見つけて進む道が決まりました。
遂に念願のDyson入社を果たし、日本支社で働き始めます。